マーケティングを行う上で欠かせないのが、定量的な購買データの分析です。商品の購買データから流通数を予測したり、プロモーションに活かしたりと、ビジネスの拡大において重要な役割を担います。
本記事では、購買データの種類や特徴について詳しく解説した後、その分析方法と活用方法を事例を含めてご紹介します。

CTA

購買データとは

ビジネスでは様々な購買データが使われています。具体的には、商品購入時にレジで記録されるPOSデータから分かる購入日時・購入商品・購入個数・購入価格や、ポイントカードデータ、決済情報、ECサイトでの商品の購買情報が挙げられます。
explanation
しかし、POSデータをはじめとするこれらの購買データはお店やチェーン単位でしかデータ収集・分析ができず、分断された情報であるため、消費者行動を分析する際の網羅性が弱いという欠点があります。
explanation2
そこで注目を集めているのが"レシート"の購買データです。

例えばPOSデータは、その店舗やチェーンで取得した購買データしか分析することができないため、消費者の行動の一部までしか追うことができません。一方でレシートの購買データは、生鮮食品など共通の流通コードを持たない商品や外食の購買実態の把握も可能であり、加盟店などの縛りもないため、同一消費者から横断的な購買行動を収集・データ化でき、幅広い業種・業態の消費者行動を網羅的に分析できます。

レシートの購買データを使った分析方法

購買データがビジネスでの定量データとして、より正確な消費者行動を分析・推測できる事が分かりましたが、実際にどのように分析していくのでしょうか。ここでは5つの方法をご紹介します。

1.時間帯など状況ごとの購買分析
レシートから分かる購入日・時間帯別、また、購入チャネルごとの購買状況を分析することで、「いつ・どこで・何を・どのように」買ったかなどの詳細な消費者行動が分かります。

2.併売状況(バスケット分析)
レシートを見ると、分析対象商品の併売品も知る事ができます。それが分かることで、同時購入頻度の高い商品との相乗効果を狙った販促に活用できます。

3.デモグラフィック分析
デモグラフィックデータ(年齢、性別、居住地、家族構成、職業など)を掛け合わせて、レシート単位の購買内容を見ていく事で、個別具体の消費者の傾向が分析できます。

4.ペルソナ分析
商品やサービスのターゲットとなるユーザー像を作るというマーケティング手法の一つです。レシートの購買データがあれば、消費者行動の特徴とデモグラフィックデータを分析してターゲットを設定することでができます。

5.ロイヤルカスタマーの推測
購買データが集まっていくと、ロイヤルカスタマーを推測することも可能になります。特定商品や店舗を一定数以上利用している人を抽出し、その人たちがどういった商品を併売しているか、どのようなデモグラフィック要因を持つか推測できます。

これもPOSデータよりも精度が高く、また、より詳細に分析が可能です。さらにデモグラフィックデータを使用すると、より具体的なロイヤルカスタマーの分析を行うことができます。

レシート購買データの活用事例

購買データは、さまざまな外部データと併せて分析することで、より多角的な分析が可能となります。例えば、分析対象商品の施策の効果を判断したり、競合商品との売上動向を比較することで、自社の強み・弱み、他社商品への影響を分析したりすることもできます。

一方で、分析のみならず、効果的な販促活動のためにデータを活用することも可能です。ここからは、実際にレシートの購買データを使った分析・販促事例をご紹介します。

①コンビニコーヒーのロイヤルカスタマーの推測
コンビニコーヒーを買ったことがある人のレシートの購買データから、以下のような「コンビニコーヒーをよく買う人」のロイヤルユーザーが設定できました。

収集条件

期間:8/18(水)~8/31(金)
レシート総数:132,791枚
対象チェーン:
・セブン-イレブン
・ファミリーマート
・ローソン
対象商品:
コンビニコーヒー:7カフェ,ファミマカフェ,MACHIカフェ

ロイヤルカスタマー

<<男性の場合>>
・40代
・沖縄在住
・製造業の会社を経営
・既婚
・子どもがいる
・沖縄はローソンが多いが、セブンイレブンでの購入が多い

<<女性の場合>>
・40代
・千葉県在住
・既婚
・専業主婦
・世帯年収300-400万
・セブンイレブンでの購入が多い

関連記事:沖縄ではコンビニコーヒーがよく売れる?レシートからコンビニコーヒー・缶コーヒー・ペットボトルコーヒーの購買行動・ロイヤルカスタマーを解説

②商品シェアを10ポイント伸ばすことに成功したプロモーション
レシート買取アプリ『ONE』から収集したレシートの購買データを基にしたプロモーション方法を使用して、ブランドスイッチに成功した販促事例です。

実施時期:2020年5月
実施店舗:対象商品を置いている店舗全て
実施エリア:全国
ターゲット:ONEに登録する20歳以上の男女
目的:競合ブランドから自社商品へのブランドスイッチ
実施前の課題:競合のリピーターを自社商品にブランドスイッチさせること

<実施内容>
1. ONEのデータベース上にあるユーザー情報とレシート記載情報から、アプローチしたい「普段競合ブランドを購入している20歳以上の男女」約4,000人をターゲティング
2. 対象ユーザーに対してアプリのプッシュ通知やアプリ内広告を行う
3. 対象商品を購入したレシートを撮影・アップロードしたユーザーに対して、高額買取

結果:ブランドスイッチを促す施策の成果として、約3週間でシェアを10ポイント伸ばすことに成功

関連記事:4ヶ月で商品流通量20万!売上が向上する販促とは?6つの事例付きで解説

レシート買取アプリ「ONE」の購買データとは

ONEはインストール数280万を超えるレシート買取アプリです。マーケティングや営業ツールのなどの外部のデータとの連携により、より効果的に購買データを活用したマーケティングが行えます。

例えば、レシート買取アプリONEでは、年齢/性別/地域といった顧客の属性データのみならず、自社・競合製品の購入履歴/利用した店舗/公共料金の金額などの購買行動データの連携により、企業のマーケティング活動を支援しています。ONEで取得できるデータと連携することで、データマーケティングにおける必要なデータを活用することができます。

レシート買取枚数累計2億枚以上を誇るONEで取得できる消費者の購買データには以下の4つの特徴があります。

①アクティブなユーザーが多く、十分なサンプル数が担保できる。
アクティブユーザーの6割以上が1日1枚以上データをアップロードしており、アクティブ率が非常に高いサービスです。そのため、ONEのアプリ内でキャンペーンを実施していただいた際にも高い参加率が見込めます。

②偏りのないユーザー層で、正確なデータが取得できる。
幅広い属性のユーザーに利用いただいているため、偏りがない消費者データとして多くのクライアント様のマーケティングデータに活用いただいています。

③複数チャネルを横断して消費者の購買行動が追跡・分析できる。
ユーザーの買取レシートにおいて、JANコードの紐付けや加盟店規則などを設けておらず、販売チャネル・店舗を跨いでデータを収集しています。これにより、施策後の消費者購買行動を明らかにでき、購買における意思決定の変遷を分析することも可能です。

④日々のレシートからキャンペーン参加者のその後の購買行動が追跡・分析できる。
ONEでは、月間約1000万枚のレシートを収集しており、消費者の日常的な購買行動を追うことができます。そのため、「ONE MUSTBUY」の一時的な効果だけでなく、キャンペーン参加者のその後の購入について、トラッキングも可能です。

おわりに

レシートから得られる購買データはPOSデータなどの分断されたデータとは違い、横断した消費者の行動を分析できるデータです。

ONEでは、消費者の購買データ収集から購買データを基にしたマーケティング施策の提案、購買データからターゲティングしたユーザーが商品を手に取るまでの行動変容のプロセス観測や効果測定まで、企業様のマーケティングをお手伝いさせていただきます。

「ONEの購買データでどういったことまで分かるのか気になる」「購買データを活用して、どのような施策を打てるか相談したい」など、購買データの分析・活用について話を聞いてみたい、というご担当者様は以下よりお気軽にお問い合わせ下さい。

CTA