サンプリング プロモーションとは? その意味や事例を紹介
2021年4月26日
商品の販売において、認知獲得に苦戦してる企業の方も多いのではないでしょうか。認知獲得方法として効果的な手法のひとつがサンプリング プロモーションです。特にコロナ環境下においては、非接触のサンプリングのニーズが高まっています。本記事では、商品の認知獲得をサポートしてくれるサンプリング プロモーションについて、詳しくお伝えします。
サンプリングプロモーションとは?
マーケティングにおけるサンプリングプロモーションとは、消費者に対して無料で商品、サービスを配布し、使用してもらうことで購買を促す手法です。店頭や街頭で、商品の無料配布を行っている風景を目にしたことはないでしょうか。サンプリングプロモーションは実際に顧客が商品を使用、試食、試飲ができるため、商品の魅力や特徴が伝わり、その後の購入に繋がりやすいのです。
サンプリングプロモーションの効果が出やすい商品
サンプリングプロモーションは、映像や文章など、企業の発信する情報だけではその魅力や効果がわかりにくい商品に効果的です。例えば、飲料や食品は実際に口にしないとその魅力は実感できませんし、化粧品など日常的かつ長期的に使用するものであれば、自分に合うかわからなければ、購入するハードルは高くなります。このような商品は、魅力的な情報発信に加え、実際に体験ができるサンプリングプロモーションを活用することで、より顧客の購買意欲を促進できるでしょう。
サンプリングプロモーションのメリット
・潜在顧客に直接アプローチできる
まだ商品を使用していない顧客に、直接自社の商品を触れてもらうことができます。競合の商品を愛用している顧客に対しては、直接ブランドスイッチを仕掛けることができます。
・高確率で手にとってもらえる
サンプリングプロモーションは無料で商品が手に入るため、ほとんどの人が受け取ってくれます。そのため、狙ったターゲットに確実に商品を届けることが可能です。
・市場の調査ができる
オフラインで商品の配布を行えば、消費者の反応が直接見られます。また、配布と同時にヒアリングやアンケート調査などを行えば、顧客の生の声を集めることができて今後の先約などに役立てることができます。
・口コミがつくれる
学校など特定のコミュニティをおさえれば、集団にアプローチできるだけでなく、その場の話題に上がりやすいので、口コミが作りやすくなります。口コミには信用性が加わるので、商品に付加価値が付きます。
サンプリングプロモーションのデメリット
・コストがかかる
無料で商品を配布するので金銭的なコストがかかります。それだけでなく、店頭や街頭でのサンプリングでは人件費もかかり、商品がはけなければその分かさんでいきます。
・オフラインが主流になっている
これまでのサンプリングプロモーションは店頭や街頭で直接顧客とコミュニケーションをとることで、より高い効果が得られました。しかし、直接アプローチできない状況や環境においては手段が限られてしまいます。
・単発では効果が出にくい
1度行うだけでは、大きな効果は得られません。複数回実施することで認知や人気を獲得できるので、効率的に行うには工夫が必要です。
サンプリングプロモーションの主な種類やポイント
①街頭サンプリング
駅や路上などで商品を配布する方法です。街頭サンプリングを行う際は、警察署から道路使用許可を得る必要があります。
②ルートサンプリング
特定の施設や店舗、会員などのルートを使ってサンプリングする方法です。その中から更に細かくセグメンテーションしてアプローチすることもできるので、ターゲットを絞ってサンプリングを行いたい場合におすすめです。
③webサンプリング
web上のサンプリングサイトからの応募者に商品を提供する方法です。この手法は、顧客からの問い合わせが獲得できるので、角度の高い顧客を集められます。
④SNSサンプリング
TwitterのリツイートやInstagramのハッシュタグなどを使ってサンプリングする方法です。SNSは拡散機能が強いため、一気に認知を拡大するのに効果的です。
新しいサンプリングプロモーションの手法
これまでは、前述したようなサンプリングプロモーションが主流でしたが、コロナ環境下においては非接触型のサンプリングプロモーションのニーズが高まってきました。
その新しい手法として「ONE MUSTBUY」が、飲料メーカーや食品メーカー、日常消費財メーカーなどを中心に活用されています。「ONE MUSTBUY」は、プロモーションしたい商品をアプリ内に掲載し、該当商品を購入したレシートをアップロードしたユーザーに対して、高金額でキャッシュバックするサンプリングプロモーションの手法です。実際に「ONE MUSTBUY」でサンプリングプロモーションに成功した事例をご紹介します。
事例:1週間でシェアを10ポイント伸ばした酒類メーカー
競合ブランドのブランドスイッチを狙い、競合ブランドを普段購入しているユーザー約4,000人に向けて「ONE MUSTBUY」を実施しました。『ONE』のデータベース上にあるユーザー情報とレシート記載情報から、アプローチしたいユーザーを絞り、対象ユーザーに対してアプリからの通知やアプリ内広告などの手段を用いて、確実にリーチ。プロモーションしたい商品をアプリ内に掲載し、該当商品を購入したレシートをアップロードしてくれたユーザーに対して、高金額でキャッシュバックすることで、約3週間で10ポイントシェアを伸ばすことに成功しました。
このように、累計ダウンロード数120万以上を誇るレシート買取アプリ『ONE』の利用者の属性データと、これまで集めた6,000万以上のレシートによる購買データを組み合わせることで、細かいターゲティングができるのが特徴です。また、『ONE』のアプリ上でアプローチできるので、非接触でありながら確実に流通を作ることができます。
おわりに
サンプリングを行う際は、確実に手にとってもらうことと、商品を手にした消費者がその後も商品を手にしてくれているかまでモニタリングすることがポイントです。『ONE』ではデータの収集からプロモーション施策の提案、ユーザーが商品を手に取るまでの行動変容のプロセス観測や効果測定まで、企業様のマーケティング活動をお手伝いさせていただきます。「プロモーションの相談がしたい」「どんなデータが集められるか聞きたい」など、『ONE』を活用した商品プロモーションにお持ちいただいたご担当者様は以下よりお気軽にお問い合わせください!